喫煙(タバコ)による薄毛(AGA)のリスクは○○倍!?

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喫煙(タバコ)による薄毛(AGA)のリスクは1.8倍!?

タバコって薄毛に関係ある?

こんな疑問に薬剤師がお応えします。

2024年1月に喫煙により薄毛の確立が1.8倍上がるという研究結果が公開されました。

本記事では喫煙が薄毛にどんな影響があるのかを研究結果で示されていた実際の数値を用いてかんたんに解説します。

※薄毛=男性型脱毛症(AGA)

目次

喫煙(タバコ)と薄毛(AGA)の関係について

喫煙は男性の健康に対する悪影響があることは広く知られていますが、2024年1月に公開された研究「A meta-analysis study on the association between smoking and male pattern hair loss.」から、その一つとして薄毛(=男性型脱毛症(AGA))のリスクが浮き彫りになってきました。

過去に行われた複数の研究のデータを統合して解析した結果、喫煙経験のある男性は非喫煙者に比べてAGAのリスクが高いことが明らかになりました

研究によってわかった喫煙(タバコ)による薄毛(AGA)のリスク

公開された研究の主な結果は以下の通りです。

  1. 喫煙経験のある男性は喫煙経験のない男性に比べ、薄毛になる確率が有意に高かった。
  2. 1日10本以上喫煙は、1日10本未満の喫煙と比べ、薄毛になる確率が有意に高かった。
  3. 薄毛の男性では、喫煙経験のある男性は喫煙経験のない男性に比べ、薄毛が進行する確率が有意に高かった。

1.喫煙経験のある男性は喫煙経験のない男性に比べ、薄毛になる確率が有意に高かった。

喫煙したことのある男性は、喫煙したことのない人に比べて、薄毛となる可能性が1.8倍高いことがわかりました。

2.1日10本以上喫煙は、1日10本未満の喫煙と比べ、薄毛になる確率が有意に高かった。

1日あたり10本のタバコを吸う男性は、1 日あたり10本未満のタバコを吸う男性よりもAGAを発症する可能性が2倍高くなることがわかりました。

3.薄毛の男性では、喫煙経験ありの人はなしの人に比べ、薄毛が進行する確率が有意に高かった。喫煙強度と疾患進行の間には有意な関連は認められなかった。

さらに、薄毛が悪化する可能性は、 喫煙している男性は喫煙したことがない男性に比べると1.3 倍高くなることがわかりました。

結論:喫煙(タバコ)は薄毛(AGA)に影響あり

いままで喫煙は薄毛に影響あるのではないかとソース不明な情報が色々見かけましたが、今回の研究により喫煙は薄毛に影響あることが改めて明らかとなりました。

すでに喫煙している方にとっては「禁煙すればAGAの進行は止まるか?」といった疑問も出てくるかと思いますが、今のところそういった解析はでていません。

「喫煙は百害あって一利なし」という厳しい言葉もあり、また以下のように薄毛以外のことでも日本医師会より啓発されています。

たばこを吸う人(喫煙者)の死亡率は吸わない人(非喫煙者)より高く、国内で喫煙に関連する病気で亡くなった人は年間で12~13万人4)、世界では年間500万人以上と推定されています。更に、国内の調査では20歳よりも前に喫煙を始めると、男性は8年、女性は10年も短命になることが分かっています5)。喫煙は、一時の至福感と引き換えに、自分の寿命を削っているのです。

引用:日本医師会

脱線しましたが、薄毛になっている・なりかけている様子が感じられたらまずは禁煙を試みてはいかがでしょううか?

以上が『喫煙(タバコ)による薄毛(AGA)のリスクは○○倍!?』についての記事でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

薄毛について情報発信をしている薬剤師です。薬剤師としての知識とドラッグストア勤務、薬局勤務で得た接客体験をもとに薄毛に関する有益な情報を発信します。根拠にもとづいた情報発信を心がけておりますので、他の口コミサイト等を過信する前に一読いただければ幸いです。

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